最新のタイムレコーダーはチャイム付きではない?!導入時の意外な落とし穴

チャイム付きタイムレコーダー

昔はタイムレコーダーにチャイムがついているタイプも多かったのですが、最近ではそういったタイムレコーダーも少なくなっています。現在チャイム付きのタイムレコーダーを使用している場合は新しく買い替える際に注意が必要なので、今回はその点について見ていきましょう。

 

アナログ式に多い「チャイム付きタイムレコーダー」

チャイム付きタイムレコーダーはタイムレコーダーの時刻に合わせて始業時間や休憩、終業時間を知らせるチャイムを鳴らす機能が付いたものです。

 

チャイム付きタイムレコーダーを導入するメリットは、勤怠の実績を記録するタイムレコーダーの時刻とずれることなくチャイムを鳴らせるということです

 

これは紙製のタイムカードを差し込んで打刻する旧来のタイムレコーダーに多くみられる機能で、タイムレコーダーのチャイムが聞こえる広さのオフィスで活用されています。しかし、タイムレコーダーもいつしか古くなり、買い替えを検討しなければいけない時期がきます。

 

時代はデジタル化!タイムレコーダーも進化している

今使っているタイムレコーダーを買い替えるときに迷うのが、これまで通りタイムカード式のものを買うのか、それともデジタル式のものを買うのかというところです。

 

アナログ式に慣れていると、「同じタイプのものでいいかな?」と思ってしまいがちですが、今はタイムレコーダーもデジタル式が主流になりつつあります

 

政府が進める『働き方改革』でも、新たに法令が追加・変更され、企業での勤怠管理が義務となる時代も間近になりました。

 

関連:勤怠管理が企業の義務になる?衆議院の解散で先延ばしされた働き方改革関連法案の審議

 

最近では自社にサーバーを導入することなく使えるデジタル式のタイムレコーダー(クラウド型・ASP型)が多く、中小企業でも初期費用をかけることなく利用できるというのも、デジタル式タイムレコーダーの導入を加速させていると言えますね。

 

デジタル式タイムレコーダーにはチャイム機能がない?!

タイムレコーダーをデジタル化しよう!となったときに注意したいのがチャイム付きのタイムレコーダーを利用している場合です。デジタル式のタイムレコーダーのほとんどはチャイム機能がついていません。

 

そのため、これまでチャイムをタイムレコーダーの機能を使って鳴らしていた企業様は、新しいタイムレコーダーの導入を検討するとともに、チャイムをどうするのかも忘れずに検討してください

 

タイムレコーダーをデジタル化するときはチャイム付き時計も検討しよう

では具体的にどのように対応するかというと、タイムレコーダーとは別にチャイム機能付き時計を導入することになるでしょう。タイムレコーダーとの時刻合わせが面倒という場合は電波時計がおすすめです(ただし、地形や場所によっては電波が受信できないケースもあるのでご注意ください)。

 

また、社内のルールとして社内の時計(チャイム)とタイムレコーダーのどちらを基準とするのかも明確にしておく必要があります。基本的にはタイムレコーダーの時刻を正とし、たとえチャイムが鳴る前に打刻したとしても、タイムレコーダー上で始業開始時間を過ぎていたら遅刻扱いになるのが一般的です。

 

『働き方改革』で変わっていく法令に対応していくためにも、勤怠データのデジタル化は企業にとって急務といえます。チャイム付きタイムレコーダーはとても便利ですが、法令にしっかり対応するためにも、チャイムの機能を諦めてデジタル化することも考えていきましょう。

 

 

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